起立性調節障害
起立性調節障害は、自律神経系の異常で循環器系の調節がうまくいかなくなる疾患です。特に小学校高学年から中学生の思春期に多くみられます。朝なかなか起きられないため、怠けているとか、意思や心が弱いなどと責められがちですが、身体の不調のため、本人が頑張って何とかなるものではありません。ストレスや理想の自分に追いつけていない焦りなどが引き金になることもあります。この疾患は自律神経疾患なので身体的要素以外に、精神的、環境的要素も関わって起こると考えられています。めまい、だるさ疲労感、立っていることが出来ないなど、日常生活、学校生活に大きく影響を及ぼします。不登校につながりやすい疾患です。